交代選手が活躍できるチームは強い<FIFAクラブW杯観戦記(2)>

12月13日(日)クラブW杯、準々決勝が大阪ヤンマースタジアムにて、2試合行われ
ました。

第一試合は、中国の“広州恒大”(アジアの覇者)が2対1でメキシコの“クラブ・
アメリカ”(中北米の覇者)に逆転勝ち。

第二試合は“広島サンフレチェ”(開催国代表)が3対0でコンゴの“マゼンベ”
(アフリカの覇者)に完勝。

この2試合、東アジア2チームが、世界の強豪を相手に、どのような闘いをするのか?
期待しながら観戦した。

偶然?、チームの頭文字が同じ「広」で、東洋民族の忍耐力と俊敏さと機動力を遺憾
なく発揮した素晴らしい試合でしかも勝利という誇れる結果を出してくれた。また、
広島の得点時間が44・11・33分であった。

広州は0−1で負けていた後半、外人2選手と交代に入った選手とブラジルのパウ
リーニョの活躍もあって、1−1の同点。アディショナルタイムに、左コーナーキッ
ク(CK)をパウリーニョがヘディングシュートで劇的な逆転ゴールを決めタイム
アップ。この試合は、パウリーニョ選手の素晴らしさを再確認させた。

同点ゴールでの、左サイドからのカウンターアタックで、パウリーニョは相手と競り
合いながらドリブルスピードを落とさずクロスしたプレーは素晴らしかった。ドリブ
ルをしながらも彼は、クロスするゴール前の状況を把握して、2人の相手DFにマー
クされていた味方の後ろに的確なパス。そのボールを受けた選手が、そのボールを後
方からフォローしてきた味方に落とし、それを見事に左足でダイレクトシュートで
ゴール左隅に決めた。この一連の連携プレーは東洋民族の機動力であり武器である。
この同点ゴールと逆転ゴールのCKにさせたプレーは、後半途中で外人選手と交代で
入った中国人の選手であった。

広島はこの試合の先発は、柏と茶島の両選手以外レギュラーだった。この日の広島
は、オークランド戦での課題を修正してきた。堅守速攻の戦術に加え、ディフェン
ダー同士でのボールポゼッションというユニークな戦術であった。一方のマゼンバは
アフリカの特徴であるスピードとパワーで、最初は広島のDFを脅かしていた。

日本サッカー界の問題である、守備の弱さ、選手個々の弱さ、経験不足が、嘘かのよ
うに、DFの要の千葉とキャプテンMF青山を軸にフル回転で、マゼンバのスピード
とパワーの出鼻を挫くかのようにプレッシャーを忠実にかけ、相手の攻撃リズムを破
壊させていた。広島は守るだけでなく、ボールを奪取したら、短中長のパスを織り込
む変幻自在のゲームを展開し相手ゴールを脅かした。その広島のペース配分は素晴ら
しかった。

広島の得点は前半終了間際の44分、セットプレーの右CK,キッカーMF茶島はゴー
ルエリアに向けて低いライナー性のキック。ゴール前中央にいたDF佐々木が二アポ
ストに素早く移動して頭でボールをかすめ、ゴール前に2人詰めていたうちのDF塩
谷が押し込んだ、意外性のある意表を突いた、先制点であった。

後半も広島のペースは威力を増し、11分には右CKをDF千葉がジャンプヘッドで
ゴール左隅に決め2−0。

その後も、FWドウグラスが2度GKと1対1の得点チャンスがあったが決められな
かった。しかし、29分FW佐藤と交代で入ったFW浅野は、33分MFミキッチの右か
らのクロスをゴール正面でヘディングシュートを決め、広島はアフリカの王者マゼン
ベを3−0で破る素晴らしい試合をしてくれた。

この準々決勝の2試合を観戦して感じたことは、「交代選手が活躍できるチームは間
違いなく強い」というのが蜻蛉のつぶやきである。

By tombowchan

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