自主独創・積極果敢・協力一致<FIFAクラブW杯観戦記(5)>

12月20日(日)横浜国際総合競技場にてクラブW杯3位決定戦が行われた。アジアの
覇者中国の“広州恒大(広州)”が開催国Jリーグ覇者”広島サンフレッチェ(広
島)“と対戦。結果は広島が2−1の逆転勝利で堂々たる3位の銅メダルを獲得し
た。

アジア・チャンピオンリーグ(ACL)にて、Jリーグのチームをことごとく破って
きたアジアの強豪広州に対して、Jリーグチャンピオンの広島が、「どれだけ意地を
もって戦うか?」を期待しながら観戦した。

広島はDFの要である千葉が出場停止で欠き、それにDF佐々木、MFドウグラス、
森崎和、柏を控えに温存。そのせいか、開始早々4分、GK林が相手のシュートをパ
ンチングで正面に返したのが失敗、空かさずシュートされ広州に先制点を許してし
まった。

だが、広島は慌てることなく、主将のMF青山を中心にペースを取り戻し、これまで
のようにディフェンスラインを下げるだけでなく、トップの佐藤と浅野、サイドのM
Fミキッチと清水が積極的に攻撃。それにMFの茶島と青山がサポートして、再三相
手ゴールを脅かしていた。

前半を0−1のビハインドで折り返した広島は、12分と21分に佐藤とミキッチを代
え、ドウグラスと柏を入れてから形成逆転、23分左CKからドウグラスがヘディング
シュートで同点。このときのゴール前での他の選手の動きが巧妙だった。34分には
スーパーサブ柏が右サイドゴールライン際からクロス、浅野が頭で合わせたボールは
クロスバーに直撃して跳ね返り、空かさずドウグラスがヘッドで決勝弾を決めたので
あった。

「交代選手が活躍できるチームは強い」ということを私は、前々回このブログのタイ
トルに記載していますが、広島のドウグラスと柏の両選手は、それを実証してくれま
した。

日本サッカー界は「広島のサッカーを見習え!」と私が主張しているのは、つぎのよ
うな根拠からです。

南米ペルーで36年間私は、サッカー指導者としての経験から得たサッカー哲学で、
チームや個々の選手を、つぎの7つの観点を重視しながら観察することを学びまし
た。

「広い視野」「深い洞察力」「旺盛な行動力」「即興性」

 この4つについては以前に、広島の森安監督の指導面と選手たちのプレーに、これ
ら4つの資質が現れていることを述べています。これらに加え、選手たちがどういう
態度で練習に励み、試合において、チームの一員として、どのような姿勢で挑んでい
るのか。つぎの3つのことを発揮しているかどうかを観察して見極めるのです。

  「自主独創」「積極果敢」「協力一致」

 以上7つの観点から広島の選手たちとプレーを覗いて観れば、すべての面で合格
だった。だからこそ、準決勝のリーベル戦にも、選手起用を間違えなければ勝てた試
合だった。というのは、この大会に、運・不運は別として、堂々と勝てる条件をすべ
て備えていた、と思っていたからである。これが蜻蛉のつぶやきである。

By tombowchan

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